Shinsuke2020年12月14日師走エクスプレス2020この未曾有の、激動の、混沌の、一年も残り僅か。 振り返れば例年にも増して、刹那。 世界中で、システムの脆弱さ、個人の力の限界。または可能性の見えた2020年。 兎に角。体と心、一蓮托生。ここまできた。 ここがゴールじゃなく、レールは続く。師走エクスプレスは駆けていく。...
Shinsuke2020年11月23日よろこびのうた冷ごはんを10分程ぐらぐら火にかけたところに、少しの出汁と溶き卵を回しいれてつくる粥に、擂りゴマと青のりを散らして、香りづけ程度にポン酢を垂らす。 最近の昼飯はもっぱらこれだ。 人生初の健康診断を受けたところ、2つくらいの項目で数値的にかくれ肥満予備軍であると脅されたので、...
Shinsuke2020年11月19日波よせて請求書を駅前のポストに投函して、散歩を兼ねて少し遠回りして帰ろうと来た道を背にして歩く。 左手に線路、右手に用水路を挟んで車両基地のある細い道をいくと、整備中の機械音や車輪の軋みが聞こえる。それに呼応するように、用水路を流れる汽水は一定に波打ち、そこに浮かぶ様々な形の落葉を...
Shinsuke2020年10月24日熟柿「柿はね、源六。熟柿が一番美味しんぼ。」 花男-2巻- より花田花男のセリフである。 放ったシチュエーションもあって、なかなか意味深い言葉なのだが、個人的には柿は歯ごたえのある程度が好きだ。 さっき起きぬけに尻を掻くと、あまりの低反発に触り心地がよく、しばらく揉みしだいた。...
Shinsuke2020年10月6日撹拌喜怒哀楽は、コーヒーに注いだミルクのように心模様をうつろわせて、それは時に苦しくある。 だがその実、一辺倒では比にならん程に辛い。 たとえ喜であっても楽であっても、地獄である。 その苦しみから解放される道として、瞑想や禅があるのだろうが、薄弱な精神力のオレは、我執の無、凪を...
Shinsuke2020年9月29日それは些細でこれも些末言い間違いなんてのは些細な事だ。 生きてりゃ多くを間違える。 渋滞をかわそうと選択したルートから、人生を左右する岐路まで。 恋に盲目したり、金に狂ったり、酒に溺れたり、クスリに漬かったり。 生き方を間違える。 それはニュースを賑わすあの人で、名前も知らない隣人で、あるいは自...
Shinsuke2020年9月12日40永遠に思えた刻に限りがみえて加速するチックタック 振り返れば幾許のハイライト 信号待ちの十字路 焦燥を山積みのトラックが横切る 水溜りにうつるオレを轢いて 永遠に思えた刻に限りがみえて加速するチックタック 戯けるのは簡単 嘲るのは快楽 否 踠く踠く...
Shinsuke2020年9月3日ハーベストダンスまず初めに、自分のやっていることが万人にうけるとは思っていない。 10人に1人が、ヤバいと言ってくれたら御の字。そんなニッチな表現だ。 不思議ちゃんでもなければ、オンリーワンを気取るつもりもなく、どこそこに転がる日々。 悶々と地団駄を踏んでは、たまに聞こえてくる賞賛に目いっ...
Shinsuke2020年8月23日蒼天航路長いこと港のうちで揺られていた停泊船。今がその時。出航。ヨーソロー。 まるで10代のように前のめりな今日。そんな気分だ。 昨日の夜は、最高だった。 【久しぶり】【初めまして】は、うまい酒と音楽のなか混然として宴はきらきらと輝いていた。...
Shinsuke2020年8月18日いつもまでたっても小生は不肖6年前に当サイトを開設したときから、コンスタントに書いているブログ。 作品を更新する頻度には限度があり、そうそう変わらない。 なんの更新もないサイトは死んでるも同然と聞いたことがあり、だったらブログなら書けると思い続けている。...