永遠に思えた刻に限りがみえて加速するチックタック
振り返れば幾許のハイライト
信号待ちの十字路
焦燥を山積みのトラックが横切る
水溜りにうつるオレを轢いて
永遠に思えた刻に限りがみえて加速するチックタック
戯けるのは簡単 嘲るのは快楽
否 踠く踠く
ドン詰まりの先でちゃんと笑う
出来るなら各々がサイの角だと信じていた皆で
永遠に思えた刻に限りがみえて加速するチックタック
耳を澄ませば幾許の感嘆
綿毛ほどの賞賛を掴もうと四苦八苦
その日暮らし いつ迄も終わらない晩夏 耳にこびり付く
ヒグラシ 持たざる者たちの挽歌
永遠に思えた刻に限りがみえて加速するチックタック
空っぽのポケット
信号待ちの十字路
見上げれば群青を貫くジャンボジェット
見ず知らずの群衆とオレのエモーション
shinsuke
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