top of page

波よせて

  • Shinsuke
  • 2020年11月19日
  • 読了時間: 1分

請求書を駅前のポストに投函して、散歩を兼ねて少し遠回りして帰ろうと来た道を背にして歩く。

左手に線路、右手に用水路を挟んで車両基地のある細い道をいくと、整備中の機械音や車輪の軋みが聞こえる。それに呼応するように、用水路を流れる汽水は一定に波打ち、そこに浮かぶ様々な形の落葉を押し運ぶ。

迫ってくる波をタイミングを合わせて大股で跨ぎ、波間をゆれる落葉をコインに見立てて足裏で根こそぎ取る。

まるでマリオかルイージの気分で進む。その先に1UPのキノコがあれば、せめてスーパーキノコで一段階パワーアップしときたい。なんてしょうもない空想に耽りながら、このまま海沿いまで足を延ばそうか、そろそろ戻って作業再開するか、思案。




shinsuke






最新記事

すべて表示
師走エクスプレス2022

激動の一年だった。 燻り続けていた夢に灯がともり世界が輝いた。 背中を任せることのできる新たな仲間ができた。 そんな仲間と進むシナリオのなかで、沢山の【はじめまして】と出会った。 7年ぶり、自分の子供ほど歳の離れた若者たちとの関りができた。...

 
 
 
この道の独行

日々、積もるストレス。 器の小さい自分はすぐに表面張力ギリギリまで張りつめ、些細なトラブルで怒りが零れる。 すべては自業自得だが、怒りは必ず孤独をよぶ。 孤独は別に一人を狙って襲ってくるわけじゃない。 家族がいても、、いるなりの様相で孤独はあるし、だからこそ余計にくっきりと...

 
 
 

Comentários


Photographer + Photo Retouch Editor = Shinsuke Yanagita + Kaco =We are THE reliizu !!

Copyright (C) 2014-2022 THE reliizu. All Rights Reserved.

    bottom of page