請求書を駅前のポストに投函して、散歩を兼ねて少し遠回りして帰ろうと来た道を背にして歩く。
左手に線路、右手に用水路を挟んで車両基地のある細い道をいくと、整備中の機械音や車輪の軋みが聞こえる。それに呼応するように、用水路を流れる汽水は一定に波打ち、そこに浮かぶ様々な形の落葉を押し運ぶ。
迫ってくる波をタイミングを合わせて大股で跨ぎ、波間をゆれる落葉をコインに見立てて足裏で根こそぎ取る。
まるでマリオかルイージの気分で進む。その先に1UPのキノコがあれば、せめてスーパーキノコで一段階パワーアップしときたい。なんてしょうもない空想に耽りながら、このまま海沿いまで足を延ばそうか、そろそろ戻って作業再開するか、思案。
shinsuke
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