師走エクスプレス2019
今年もここまできた。 生き延びた。 この時期になると、リアルにそんな思いに駆られる。 振り返れば、特段起伏のない日常。それでも喜怒哀楽の四原色は日替わりで転々。毎分毎秒で混ざり合い。色とりどりの心模様だった。 相変わらず、自己嫌悪は影法師のようにピタリと寄り添う。いい加減、...
今年もここまできた。 生き延びた。 この時期になると、リアルにそんな思いに駆られる。 振り返れば、特段起伏のない日常。それでも喜怒哀楽の四原色は日替わりで転々。毎分毎秒で混ざり合い。色とりどりの心模様だった。 相変わらず、自己嫌悪は影法師のようにピタリと寄り添う。いい加減、...
食欲。三大欲求の一つである。 生きていくための切実な糧。 日々の営みへのささやかなご褒美。 極彩色に彩られた至高の一皿。 まさに十人十色のシチュエーションがあるだろう食べるという行為。 どうせなら『美味しい』が良い。 近年『美味しい』は星の数で数値化されて、統計の力学のなか...
先日、母校である九州ビジュアルアーツを含む総合専門学校Adachi学園の創立50周年の式典に出席してきた。 想像よりも盛大で少々驚いたが、同級生との遭遇率の低さは予想の通りだった。 式典に併せて、開宴の4時間前には写真学科主催で、森山大道さんの講演が催された。...
10月12日。メガトン台風が列島を襲った日。 息子の小学生最後の運動会は延期となった。 せっかく広島からkacoの両親が来てくれたが、やはり安全第一である。 残念だがしょうがない…。泣く泣く腑に落としこむ大人に反して息子は「ラッキー。予備日も雨にならんかなー。」なんて、つれ...
歳をとるほどに、小さく弱い自分を知って、この将来に不安をおぼえる。 でも、そんな駄目な自分でも、やがては終わりがくる思うと、ふと気持ちが楽になる。 色なき風に吹かれる。海沿いで、キレイな蝶とすれ違った今日の昼下がり。 「これでいいのだ」碧色の海のきらめきは、そう言ってるよう...
ロックンロールバンドがね、目指す場所はね、無いんだよ。 中学生でもいい、小学生でもいい、高校生でもいい 例えばホウキでもいいんだ。ギター持ってなくてさ ロックンロールに憧れて、教室の隅っこでワァーってなる。すっげー楽しんだ。 そこがゴールです。 そこにずっといるんだよ。...
先日。【マツコの知らない世界】のドライカレー特集で、マツコさんが、「カレーはギリギリ崖っぷちの人間を救う」との名言を残した。 心底、納得した。 かくいう自分も、カレーに救われているくちだ。 定期的に心身がカレーを欲する。...
最近。ことさら表現の世界では、POPな感覚が大成する種のような気がしてる。 思えば、自分も入口は王道なPOPSへの憧れだった。 そこから奥深くのめり込み、やがてアンダーグラウンドにこそ価値を見出し、そこからは正に底をみて没頭した。...
つかの間。狂ったように降りつける雨。 そのあと。何もなかったかのように鳴りだす蝉の声。 どちらも豪快で、いかにも夏の盛り。 shinsuke #shinsuke #2019
6月も終わる今日。 すでに真夏日を超える日もチラホラ、史上最も遅くやってきた梅雨があければ、いよいよ灼熱の夏到来だ。近所の団地群の一角にある小さな公園は、雑草が茫々と茂っている。 少年のころ。山深い田舎で暮らしていたオレは、ひと山超えて学校に通っていた。...
令和。はやくも6月。 あの日から、かれこれ3度目の5月が過ぎて、いまも晴れない五月病。 「そんなに曇った顔して、湿けたコト言ってんな」 直射する熱血漢の説教はセイホーの掛け合いを強いるショーケースみたいだ。 あいにく流されてアガるほど、気軽じゃない。...
まるで駄々をこねるみたいにステップ踏んで 泣きじゃくった3秒後にケタケタ大笑い 天使みたいに無慈悲で 白とびするほどイノセント あの頃みたいなキッズ 通り雨に紛れて消えた午後 shinsuke