最近、ありがたいことに忙しい。
そんなときに限って、あれやこれや後回しにしていたコトまで穿り返して、余計にせわしない。
今朝。起き抜けに、生活の柄が乱雑に積みあがった部屋の様子に辟易して片付をはじめた。
そして、懐かしいCDを発見した。
Shing02の『緑黄色人種』。
確証はないが、たしか東京へ出て初めて買ったCDだと思う。
THA BLUE HERBと一緒に買った記憶がある。
再生すると、エッジのきいたトラックとリリックが、矢継ぎ早にとんでくる。
当時、Nujabesとの楽曲からShing02を知った友人に、これを勧めるとまるでピンときていなかったのを思い出す。
社会風刺を盛り込んだトピック。
インテリジェンスなリリック。
多様性のあるサウンド。
それらを組みあわせて綴るストーリー。
1999年に若干22歳のラッパーがこのアルバムをつくったなんて、改めて感心。
窓ぎわの、バジルの蕾がゆれている。
その様をみながら『星の王子様』を聞いている。
まだ、吹き出ものをニキビと呼んでよかった頃。
東京は大田区の閑静な住宅街にひっそりとあった石楠花荘。その201号室。昼間からほろ酔いでタバコを吹かしては、ぷくぷくと立ち昇り空に解けていく紫煙に将来を重ねていた。
若かりしオレへ。
そんなにくよくよ悩んでもしょうがないぜ。
だって、それは今も続いてるよ。
きっと一生こうさ。
さて、部屋はほぼ現状維持だが、そろそろ作業に取り掛かろう。
"星の王子様(The Little Prince)" Shing02
shinsuke
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