最近。ことさら表現の世界では、POPな感覚が大成する種のような気がしてる。
思えば、自分も入口は王道なPOPSへの憧れだった。
そこから奥深くのめり込み、やがてアンダーグラウンドにこそ価値を見出し、そこからは正に底をみて没頭した。
いまだにPOPSの庭先でチャラついてるスター崩れよりも、地下深く掘りすすむイカれた求道者に興奮する。
しかし、本当に未知をきり拓いてきた伝説にはPOPさがある。
作風や容姿や為人や、どこそこにPOPさがある。
POPSTARの輝き。万人が引き寄せられ…
そして近づきすぎた者から、身を焦がす。
POPの力は、強大だ。
夜空に咲く大輪の花火を見上げ、憧れ、諦め、結局はそのへんの外灯にフラフラと身を寄せては感電死。
そんな、しがない生き様にも幾分のPOPを塗して、せめて線香花火ほどのスパークル。
shinsuke