10月12日。メガトン台風が列島を襲った日。
息子の小学生最後の運動会は延期となった。
せっかく広島からkacoの両親が来てくれたが、やはり安全第一である。
残念だがしょうがない…。泣く泣く腑に落としこむ大人に反して息子は「ラッキー。予備日も雨にならんかなー。」なんて、つれないフレーズ。
予備日。快晴。
幸い撮影は入ってなかったので、滞っているデスクワークは置いて、夫婦で見にいった。
思ったよりも観客が多く、かといって通常よりは勿論少なく、程よい感じ。
広島のお父さんお母さんに送るためにも、息子の出番は、係のライン引きまでもベストポジションを確保して激写。
ファインダー越しにみる息子は笑顔に溢れていた。
前日の夕飯時に、オレたちが揃って見に行くことを渋った後に「ま、楽しむのが一番よね!」と自分を鼓舞していた息子。
季節外れにやたらと強い日差しのなか、舞う土煙。
どこそこで沸く老若男女の歓声。
秋の輝き。
閉会式を待たずに帰宅し机に向かっていると、息子が帰ってきた。
どうやら今年も自分の団は最下位だったらしい。
6年間ずっと最下位というなかなかレアな記録をうちたてた息子。
「ある意味すごくね?」と笑っていた。
実に晴れやかな顔をしていた。
shinsuke