メシアのM
ずいぶん昔に、ドラマだったか漫画だったか忘れたが、人口過多に伴う資源争奪や食料不足、それらが引き起こす大戦、蔓延する疫病。さらには宙から飛来する未知との遭遇…そんな積載する地球の危機を救うのは、スーパーパワーを駆使するヒーローでもなく、アインシュタインを超える天才でもなく、...
ずいぶん昔に、ドラマだったか漫画だったか忘れたが、人口過多に伴う資源争奪や食料不足、それらが引き起こす大戦、蔓延する疫病。さらには宙から飛来する未知との遭遇…そんな積載する地球の危機を救うのは、スーパーパワーを駆使するヒーローでもなく、アインシュタインを超える天才でもなく、...
4月1日。 政府は全国5000万超の各世帯に布マスク二枚づつ配布すると発表した。 緊急事態宣言(チョウチンアンコウの提灯部分) ロックダウン(ハンマーヘッドシャークの目玉付近) マスク二枚(イカ二貫) ここにきて、この瀬戸際の局面で、あまりに肩すかし。 笑かしにきてるのか?...
昨晩、ふと開いたスマホのネットニュースの見出しに驚いた。 【世界的なヘアーメイクアーティスト加茂克也さん死去。享年54歳。】 にわかに信じがたかったが、先ほど、更井真理さんのインスタに追悼の意とともに、加茂さんがモデルの太ももに出火登(ディビット)とタトゥーを模したペインテ...
優男を気取ったおとこは独り夜中の堤防を歩き、雨でもないのに傘をさして、そこから透けて見える月と自分を重ねて思い耽る。 痩せぎすのおんなは子供と二人ありふれた夜に、たわいもない会話をかわし、それこそが何にも代えがたい幸せだと噛みしめる。 おぼろ月の照らす夜。 shinsuke
海原を右に左に流されて何処にもたどり着けないことに焦り不安になっていた ずっとそう思っていた でもその実そこはフラスコの中でオレは浮遊する塵だった shinsuke
オレは特段マッチョイズムをもつ人間じゃない。と思っている。 でも還暦を迎えたときイギーポップのようにしなやかで引き締まった体形でありたいと憧れたりもする。 ある筋肉系ミュージシャンは、「筋トレすればクスリに手を出すことはない!」...
誰もいない学校。 きっと春休みだ。 だって暑くも寒くもない。 オレはおもちゃみたいなカメラで、誰もいない学校の誰もいない様を撮ってる。 誰もいない廊下に寝そべり、そこから見上げる窓枠の外の空。 すでに誰かがファインダーに収めたような青空をオレはおもちゃみたいなカメラで写す。...
例年、一月は暇である。 楽観的なオレは、この暇を鼻歌まじりに弄ぶ。 録りためた映画をみたり、読書したり、作品撮りしたり、なにかしらD.I.Yしたり・・・そして今年はそれに加えて洗濯に精をだしている。 そもそも高校から親元を離れた経験から、炊事洗濯はお手のもので、皿洗いと洗濯...
昨年末にkacoの実家へ帰省した際。おとうさんから、昔に買って一度も袖を通していないというレザーコートを頂いた。 近頃じゃ見ないデザインが逆に新鮮でアリだと、ありがたく頂戴して持ち帰り、カビを落とすため浴槽で洗い、オイルを摺り込んで、復活させた。...
2020年が始まり早4日。 去年末。12月31日。穏やかでマンネリの年越しは、テレビの中の賑々しさと反して、心のうちは安堵。 気づけば跨いでいた日付変更線。「おやすみ」と同義の「明けましておめでとう」を交わして、就寝。 初夢の定義はそれぞれあると思うが、元旦の朝方に見るもの...
今年もここまできた。 生き延びた。 この時期になると、リアルにそんな思いに駆られる。 振り返れば、特段起伏のない日常。それでも喜怒哀楽の四原色は日替わりで転々。毎分毎秒で混ざり合い。色とりどりの心模様だった。 相変わらず、自己嫌悪は影法師のようにピタリと寄り添う。いい加減、...
食欲。三大欲求の一つである。 生きていくための切実な糧。 日々の営みへのささやかなご褒美。 極彩色に彩られた至高の一皿。 まさに十人十色のシチュエーションがあるだろう食べるという行為。 どうせなら『美味しい』が良い。 近年『美味しい』は星の数で数値化されて、統計の力学のなか...
先日、母校である九州ビジュアルアーツを含む総合専門学校Adachi学園の創立50周年の式典に出席してきた。 想像よりも盛大で少々驚いたが、同級生との遭遇率の低さは予想の通りだった。 式典に併せて、開宴の4時間前には写真学科主催で、森山大道さんの講演が催された。...
10月12日。メガトン台風が列島を襲った日。 息子の小学生最後の運動会は延期となった。 せっかく広島からkacoの両親が来てくれたが、やはり安全第一である。 残念だがしょうがない…。泣く泣く腑に落としこむ大人に反して息子は「ラッキー。予備日も雨にならんかなー。」なんて、つれ...