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Shinsuke

アンダートウ

更新日:2022年4月22日

【UNDERTOW】

①(水面下の)逆流、(岸から返す)引き波

②一番強いまたは優勢な感情に反する傾向



4月9日-4月15日で開催された二人展『Split.ep』で、メイン展示のほかにスライドショーも作成、上映した。

気がつけば20年以上写真を撮ってきた。その厚みを活かそうと、メイン展示は最新から、物販は中期から、スライドショーは初期のものから選出。


2000年代初頭。20代前半。東京に住んでいた頃に、コンパクトカメラを始終持ち歩いてスナップしたそれらは、時代背景・自身のバイブス、フィルム特有の質感も相まって生っぽい。とても写真然とした作品だ。


そんな時逆な、ある種、自分にとってエモーショナルな作品をまとめるにあたって、演出として曲を付けたく、友人に依頼した。


マイメン、ケント。サウンドメイクするときはFlatshoreを名乗っている。


18歳で出会ったオレらは、互いにボンボンじゃない出所に誇りを持って、目一杯バカをやった。そして夜な夜な公園から見上げる夜空いっぱいに青写真を描いて吠えていた。


時を経て、今回。 あの頃の夢はひとつ形となった。


ギラついた目つきで世間を睨みつけては、無尽蔵に湧く欲望に身もだえていた若者(ばかもの)二人に言ってやりたい。


「大丈夫。その道は続いてるぜ今日現在。」

「同じように苦しいし、インクは今も渇いちゃいない。」



スライドショーのタイトルは、ケントが曲名としてつけたもので、プロトが送られてきた時点で、同タイトルでいこうと決めた。



自分の写真はどの時代のものも、総じて暗い。

暗いが、決して絶望を切り取っているわけではない。


仄暗いなかにある、なにかの胎動をかんじてくれると嬉しい。









shinsuke





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