46億年前からはじまった地球史のなかで、人類(ホモ属)の誕生は10万年前だそう。 あまりにスケールが大きい話でリアリティにかけるが…それを一年で換算した場合、1月1日が原初地球とすると、12月31日にようやく人類史がスタートしたことになるらしい。
その束の間。人類は驚異的な進化を遂げている。
先進国の街並み。紀元前6世紀の人々からすれば、そびえ建つどれもこれもが、まるでバベルの塔に見えるだろう。 新幹線や飛行機は、ある意味でタイムマシーンだ。 一介の商人が、月へ行くと宣言し、それはもはや夢物語ではない。 まさに日進月歩。
人間の果てない欲望が、これを実現させてきたことは明白で、この先も人類終焉まで続くだろう。
刻々とテクノロジーは進化し、定説は時とともに覆り、新たな真実が生まれる。 それまで神の御業と思われていたことも、ある日を境に科学的根拠の上でカテゴライズ。 宇宙の謎だって然り。
しかし、いくら科学力が万物を解明しても、余りある神秘性はいささかも揺るがない。 胸のドキドキは消えない。
つまりは答え自体が一つの神秘。科学はそこから逆算式に成り立ちを説明するためのツール。
ヒロトもこう歌っている。
えらくもないし りっぱでもない わかってるのは胸のドキドキ 答えでもない本当でもない 信じてるのは胸のドキドキ 胸のドキドキだけ
大事なのは、やはり胸のドキドキ。
ふと、そんなことを想った今日の夕方。
shinsuke