昼下がり。書斎兼寝室兼仕事部屋の散らかり様に嫌気がさして、部屋のあれこれを片付けていたら、懐かしいモノがでてきた。 それは4年前の父の日に息子から初めてもらったプレゼント。 いかにも王道である手書きの、かたかたきけん。
・・・ん? あれ??
漢字変換すると 肩 肩 危険。
どんな勢いで、ぶっ叩かれんのよ…。
って爆笑した記憶がよみがえり、にやけ顔。 計算じゃ生まれないパワー。面白い。
そんな愛らしかった息子も、もう小学5年生。 心身の成長は、著しく、親としては誇らしい。
保育園にかよう頃から、やけに大人びたワードセンスは息子の個性のひとつであり、周りの大人の笑いを誘っていた。 それは年を取るほどに磨きがかかり、少々おませが過ぎる傾向にあるこの頃。
今年の春。学校で二分の一成人式なる行事があり、ちょうどオフだった為、kacoと一緒に観覧にいくと、生徒が順に一人一人、将来の夢・なりたい職業を発表するというドラマチック展開。
お医者さんになりたい・サッカーの日本代表になる・ユーチューバーになって有名になる 等々、大きくひろげた夢の展望はどれも眩しく、目を細めていると、息子の番。 緊張した面持ちで、放ったのは、「月20万稼げるようになりたいです!!」・・・・会場の所々から失笑が聞こえ、オレの耳は熱くなった。
凡そ80人が発表した将来の夢。うちの子の夢は他と比べるとあまりにも凡庸で、だからこそ誰よりもインパクトを残した。
計算じゃ生まれないパワー。面白い。
もし、計算なら末恐ろしいが、、なにせ猫のシッポのように素直。やわらかくこそばゆい。
耳たぶに微熱を感じて、またまたにやけ顔。
shinsuke