オレの写真。オレの文章。オレの落書き。オレの表現は、すべてオレに捧げる。 世界平和も、環境問題も、端において、すべてはオレに捧げる。
そんな発散と満足。自給自足。そのループに偶然にも迷い込んだ人が、それに触れ、良くも悪くも心が揺れることがあれば、それは奇跡だ。
奇跡は今までに起きたか?知る由もない。この先起こるのかもわからない。
わからないが、もしかすると、既に誰かの孤独な夜を照らしてきたかもしれないし、それは火星のコロニーで暮らす未来世紀の住人だったりするかもしれない。
自己完結。一代交配種の表現。なのに、不特定多数が閲覧できるネット上にアップするのは、やはり表現には舞台と観客が必要だと心底で思っているからだろう。
想像する観客。その誰かの内側にある畑。こぼれ種のように根付き、芽吹き、咲く。という奇跡。
ハロー。火星に暮らすキミへ。 あなたの星では人種の隔たりはありますか? WAR IS OVERって死語ですか? こちらは2018年。地球。日本という小さな島国から話しかけてます。 この星の地図には国境という名の切取り線が張り巡らされています。 WAR IS OVERと歌った丸メガネの男は、夢想家と呼ばれています。
ハロー。火星に暮らすキミへ。 残念なことにぼくたちの星は暴力と差別がグルグルと渦巻いています。 資源の限りを心配し、国と国とが片手で握手しながらもう一方で引き金に指をかけています。 そんな混沌としたなかでぼくたちは生きています。 もしかすると学校で地球史として習ったかもしれません。 あなたは驚き、同情しているかもしれませんが、ぼくたちの人生はそう悲観するものでもありません。 愛を知り喜びを知り、生きる素晴らしさを讃えて歌う日も、勿論あるのです。あなたと同じです。
ハロー。火星に暮らすキミへ。 ぼくを見つけてくれてありがとう。 ハロー。火星に暮らすキミへ。
奇跡の花は何色ですか? こちらは2018年。地球。日本という小さな島国から話しかけています。
shinsuke