top of page

ライド

  • Shinsuke
  • 2018年3月12日
  • 読了時間: 1分

更新日:2020年8月1日


行き道。

たいして高速道路を走らない高速バスに乗って。

車窓から見える竹林が大波小波よせては返している。

潜るたびにタイムリープするトンネルを。ひとつひとつ。

まるで無声映画のように流れる風景は微睡み。

ここが何処だか知っている。

帰り道。

たいして高速道路を走らない高速バスに乗って。

見おろせば田園に沿う農道をスケートボードで滑る少年。

山深いなかを。天空の橋をわたるたびに開いていく感性。

細かな粒子になって花粉やPM2.5と混じり風にふかれて飛んでいく。

ここが何処だか知っている。

どっちが行き道でどっちが帰り道なのか。一瞬わからなくなって。いかにも春の陽気。

shinsuke

最新記事

すべて表示
師走エクスプレス2022

激動の一年だった。 燻り続けていた夢に灯がともり世界が輝いた。 背中を任せることのできる新たな仲間ができた。 そんな仲間と進むシナリオのなかで、沢山の【はじめまして】と出会った。 7年ぶり、自分の子供ほど歳の離れた若者たちとの関りができた。...

 
 
 
この道の独行

日々、積もるストレス。 器の小さい自分はすぐに表面張力ギリギリまで張りつめ、些細なトラブルで怒りが零れる。 すべては自業自得だが、怒りは必ず孤独をよぶ。 孤独は別に一人を狙って襲ってくるわけじゃない。 家族がいても、、いるなりの様相で孤独はあるし、だからこそ余計にくっきりと...

 
 
 

Comments


Photographer + Photo Retouch Editor = Shinsuke Yanagita + Kaco =We are THE reliizu !!

Copyright (C) 2014-2022 THE reliizu. All Rights Reserved.

    bottom of page