top of page
Shinsuke

スタートライン

更新日:2020年8月1日


惰性でスチャダラダラと過ごす日常。 気づけば、とっくに潰しがきかない年頃。

ひとつ歳をとる。ナニかをひとつ手に入れる。 それをひとつも落とすまいと、手のはらに爪を食い込ませて握りしめている。

その拳で叩きのめす誰か。正当防衛。先手必勝。運が良ければ連戦連勝。狙うは全階級制覇。

本当にそうか? チャンピオンのスウェットだっていづれ綻ぶ。

頑なに固結びの5本指を開け。肩の力を抜け。ちゃんと周りを見回せ。しっかり自分を見つめ直せ。

「ここからだ。いつだって思い立った時が一番早いスタートライン。」

10年前。夜中のカフェ、酔いどれの友人が言い放ったパンチライン。 時を超えて打ち抜く核心。

壊すんじゃなくて創っていく。 閉ざすんじゃなくて受け入れていく。

拳よりも掌。

子供のころから漠然と知っていた理。 反芻を繰り返してようやく消化する。やがて身になる。

100年前の人と同じ。1000年前の人と同じ。10000年前の人と同じ。人類創生の時からずっと同じ。 オレ達は≪ゆく河の流れ≫を泳ぐ。今日現在。

いつだって終わりから始まり。始まりは終わらない。

shinsuke

閲覧数:50回0件のコメント

最新記事

すべて表示

2023

師走エクスプレス2022

激動の一年だった。 燻り続けていた夢に灯がともり世界が輝いた。 背中を任せることのできる新たな仲間ができた。 そんな仲間と進むシナリオのなかで、沢山の【はじめまして】と出会った。 7年ぶり、自分の子供ほど歳の離れた若者たちとの関りができた。...

この道の独行

日々、積もるストレス。 器の小さい自分はすぐに表面張力ギリギリまで張りつめ、些細なトラブルで怒りが零れる。 すべては自業自得だが、怒りは必ず孤独をよぶ。 孤独は別に一人を狙って襲ってくるわけじゃない。 家族がいても、、いるなりの様相で孤独はあるし、だからこそ余計にくっきりと...

bottom of page