梅雨時です。
サーサーサー と一定のリズムで、真っすぐに降ってくる雨を見ていると、妙に感傷的で且つロマンチックな気分になります。
雨の日は古傷が痛むなんて言いますが、遠き日に破れた恋心が疼いてるんでしょうか?
特段、いつのダレを思い浮かべているわけでもありませんが、頭の中で『I'm Kissing You』が流れます。
知ってますか?『I'm Kissing You』。 イギリスのソウルシンガー、Des'reeの曲です。
レオナルド・ディカプリオ主演の映画『ロミオ+ジュリエット』の挿入歌と聞けば、同世代の方はピンとくるじゃないかと。
当時、高校生だったオレは、これに随分キュンキュンさせられました。 世界観やキャラクターが刺激的で、恋の盲目さが笑えるほど真っすぐ描いてあって、10代はコロッとやられるつくりでした。 なんといっても若かりしレオ様の神がかった美しさは、今見てもウットリしてしまいます。 (個人的にはティボルトとマキューシオが大好きです。)
雨の風景。心象の舞台。散らばるプリズム。戻らない刻。ピュアな痛み。 永遠に虹色。
恋っていいものですね。
4,5年前の梅雨時。リビングにてライティングを組み、霧吹きで降らせた雨もどきを撮影した一枚。
Des'ree - I'm Kissing You
shinsuke