冬らしい冬の到来。 今日は朝から雪が舞い散っています。
暖房設備の乏しい…カッコよくいえば、地球に優しい我が家。
室内とは思えない程の厚着で対処しております。。
内からも温めようと、白湯をつくりにキッチンへと降りて、ケトルを火にかけている間・・・ 窓の外を眺めていると、強風に吹き荒れる雪の粒粒に紛れて、宙に揺れるものがありました。
目を凝らすと、それは、庭に巣くった一匹の蜘蛛でした。
昨日まではキレイな丸形をしていた蜘蛛の巣は、左右に伸びる一本橋みたいになり、ビョンビョン風に煽られていました。 どんなに強く風雪が吹きつけても、懸命に糸束にしがみつき、堪える蜘蛛。
沸きたつ湯の、立ち昇る蒸気の音にも気づかず、、しばらく見惚れていました。
カップに熱々の白湯を注ぎ、仕事部屋に戻ろうとして、もう一度、窓のほうに目をやると…ケトルの口からモクモクとでた蒸気と、さっきまでの自分の鼻息で、曇った窓ガラスの向こうで・・・やはり、大きく揺らされながらも耐え忍ぶ 蜘蛛の姿がありました。
shinsuke
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