top of page
Shinsuke

モノ語り ①

更新日:2020年8月1日


コーヒーの美味しい季節です。

我が家では、だいたい朝はドリップ。夜はエスプレッソをカフェオレにしていただきます。

日に、少なくとも2回はコーヒータイムをとるので、マグカップは、常に使う 生活に欠かせないアイテムです。

今回は、幾つかあるマグカップの中から、マルヒロのHASAMIをご紹介します。

知っている方もいるかと思いますが、長崎県は波佐見町の波佐見焼に革新をもたらし、一躍 全国区へと押し上げた有限会社マルヒロのHASAMIシリーズ。

 有田焼で有名な佐賀県有田町と隣接する、焼き物の里として400年の歴史を持つ波佐見町。 その歴史の中で、長きにわたって有田の下請けをおこなってきたことで、最近まで知名度の低かった波佐見焼。  有田焼が高級品であるのに対して、磁器を庶民の手に普及させた…いわゆる大衆向けの陶磁器。

そのバックボーンになぞって、型作りと生地作り・絵付け・釉薬・窯焼きの作業を分業体制で大量生産するなか、それまで窯元の裁量に任せてきたそれら行程を、マルヒロのブランドマネージャー 馬場匡平さんがそれぞれの職人さんのもとへ、直接 出向き自分の思いを伝えプロデュースして作り上げた『HASAMI』。

馬場さんは、うつわ ではなく、≪武骨で遊び心のある道具≫ を作りたかったらしく、その思いは、フォルムや色使い、スタッキングの機能などに見て取れます。

日々の生活に馴染む存在感。 機能性。価格。

そこに、魅力を感じて、4年前くらいから見かけるたびに買おうか迷っていましたが…なんとなく保留にしていました。

そして今年の1月。家族で波佐見町へドライブした際に、マルヒロ本社の隣にたつ直営店に立ち寄り(いよいよ買う気満々で)。

ウキウキした心持ちで、店内をまわり、「やっぱもう、いい大人やし、プレーンなやつかな~。」なんて言いながら、じっくり吟味。

ポットや皿、様々な商品が豊富なカラーバリエーションで並んでいましたが、やはりマグカップが欲しいと意見が一致して、BLOCKMUGのコーナーの前で何色にするか悩んでいると、コラボものの柄の入った商品を発見しました。

さんざん悩み、結局それぞれコラボ商品を購入しました。

「やっぱもう、いい大人やし・・・」 あのやり取りはいったい? う~ん、 三つ子の魂百まで とはこのこと。 やはり、一風変わってるものが、好きなオレ達。。

●アメリカのフォントデザイン会社 House Industries とのコラボで、「HOUSE」と「HASAMI」の“H”をあしらったBLOCKMUG。 ●九谷焼窯元 上出長右衛門窯 とのコラボで、上出長右衛門窯が60年描き続けているモチーフの「笛吹」を取り入れた「RELAX FueFuki(リラックス笛吹)」のBLOCKMUG。

一応、「RELAX FueFuki(リラックス笛吹)」がオレ用です。 写真には写っていませんが、反対面に骸骨がパイプを燻らせている、粋なイラストが描かれています。 湯呑のような配色と共に、とても気に入っています。

長年使えば、ジーンズのような経年変化が楽しめるらしいです。 ナイス!

ながくながく、大切に使っていこうと思います。

shinsuke

閲覧数:5回0件のコメント

最新記事

すべて表示

2023

師走エクスプレス2022

激動の一年だった。 燻り続けていた夢に灯がともり世界が輝いた。 背中を任せることのできる新たな仲間ができた。 そんな仲間と進むシナリオのなかで、沢山の【はじめまして】と出会った。 7年ぶり、自分の子供ほど歳の離れた若者たちとの関りができた。...

この道の独行

日々、積もるストレス。 器の小さい自分はすぐに表面張力ギリギリまで張りつめ、些細なトラブルで怒りが零れる。 すべては自業自得だが、怒りは必ず孤独をよぶ。 孤独は別に一人を狙って襲ってくるわけじゃない。 家族がいても、、いるなりの様相で孤独はあるし、だからこそ余計にくっきりと...

bottom of page