とろり と、こめかみから滑り落ちた汗は、首筋を這ってTシャツの襟に沁みた。
それは一度といわず何遍も何遍も・・・
時刻は15時を過ぎたばかり。
全開の太陽は街中をジリジリと照りつけ、もの と もの の影はうんざりするほど、くっきりとスタンプされている。
開け放った窓。風はなく。
内に籠った熱は、じきに許容を超え、、身体を食い破って姿をあらわすだろう。
〈遠くで、近くで、セミの声。〉
瞼をとじる。この時をやり過ごす決意。 開け放った窓。風はなく。
1時間かそこら経ち、眠気なのかなんなのか意識がぼんやりと遠のく。
グッバイ サニーディ。
グッバイ サニーディ。
10分かそこら経ち、びくんと痙攣。眩暈。
完全に蒸しあがる寸でのところ。
あやうく蒸し鶏になるところ。。
一体なんの話をしてる?
撮影の合間。休憩中に危機一髪。 in the CAR。
みなさんも、蒸し鶏にならないように、くれぐれもご用心ください。
shinsuke