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Shinsuke

ネーム イズ・・・

更新日:2020年8月1日


しかし あれは一生の不覚

あの時 我を手に取ったのは ただの気紛れだったのだ

つい こやつは我らを見ることのできる者と思い込み 身をゆだねてしまったのが間違いよ

ずいぶんと適当に形づくりおって 我はこんなに不恰好ではないぞ

目をひん剥き 「芸術は爆発だ」と嘯いた あの男とは大違い

あやつは 我らが姿をはっきりと見ておった

それにくらべて はぁ 情けない

なにが 真実 か なにが 創造 か

はっ 笑わせおるわ

こやつに見えておるのは せいぜい手に触れることのできる範疇よ

そもそも 扱いがぞんざいなのだ

もっと しっかり崇めよ

なにせ我は 天地開墾をなし得た根源神 その張本人であり 天津神・国津神も 我を源流とするのであってからして 我こそがすべてのはじまりである その名も・・・

「ねぇ、今日。ヨガのあと うちでお茶会あるから。チビッコがいっぱい来るけん、そのへん片付けといて~。」

「ん~、はいよ。」

わっ おい こら なにを・・・ 

我は 天地開墾をなし得た根源神 その張・・・ちょっ ちょっと もっと丁寧に おい! おーいっ!!

shinsuke

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