先々週の日曜日。
息子の自転車の練習も兼ねて家族3人で、ペダルを漕ぎ漕ぎ小戸公園に行ってきました。
遊具や持参したボール・フリスビーで遊んだり、探検ごっこと称したハイキングで心地よい汗を流し リフレッシュ。(あまり知られてないかもですが、なかなか良いハイキングコースあります。)
そのコースの終盤、小高い崖にある社にお参りして、そろそろ公園スペースに戻ろうと階段を下ると、探検のゴールとばかりに鳥居が立っていました。
すると息子が小石を拾って、鳥居に向かって ぽーん と放りました。
≪あぁ オレも良くやったな なつかしいなぁ≫
ほのぼのとした気持ちで眺めていると、なんと二投目で見事にオン。
≪おぉ やるやん≫
手を合わせ目を閉じる息子にkacoが「なにをお願いすると?」と尋ねると、
「せかいから、せんそうがなくなりますように!」
剣道が上手くなりますように とか、仮面ライダーになれますように とか個人的な願いがくるかと思っていたら、、予想だにしない返しがきてビックリしました。
「なんでそう思うと?」とオレ。
「だってこわいやん。」
どうやら出掛ける前に、テレビで観た『イスラム国』の日本人誘拐事件のニュースにショックを受けたらしく・・・
真剣な表情で 祈る 息子につづいて、オレとkacoも黙祷しました。
少し離れたところから聞こえてくる、親子連れの…友達同士の…子供達の…たくさんの楽しげな笑い声。
自分の置かれてる現状に幸せを感じると同時に、胸が締めつけられました。
繰り返される争いの常は、どっちが先に手を出したとか…勧善懲悪の枠には収まらない話。
悲しみや怒り、、恨み。 失望、絶望…体験したものしか解り得ない感情の渦にのみ込まれて、止まるに止まれない・・・まるでハリケーン。 オレなんかじゃ、到底理解できない。。
でも、神の名のもとに別の神の子を迫害、、殺害する ことは間違ってる。オレでもわかる。小1だってわかってる。
「せかいから、せんそうがなくなりますように!」
キレイごとかもしれませんが、、その意志を、堂々と語ることが大切だと思います。
放たれた意志は波紋を広げ、やがて同じ考え方を持つ人へと伝わって…やがて対岸へと伝わって・・・
あの日。 息子が放った石に込めた 祈り の意志は、オレとkacoには伝わりました。
今度はオレたちの番です。
shinsuke