相も変わらずコロナ。
ネットニュースは今日も、コロナ8割、芸能ゴシップと消費動向を煽るトレンド情報が1割づつのバランスで羅列する。ケイオス。
うんざりだ。
だからといって、マスクをせずにたむろしながら街中を闊歩したり、公共の場を占拠して唾を飛ばしながら酒盛りをするようなことはしない。
上記のような行動をとる若者の動向が、もれなく8割を占める関連トピックに含まれ、それについてのコメント欄では、自粛に努める方々から非難轟轟だ。
確かに、まったく褒められたことではない。
「いったい何を考えているのか?」理解不能だという意見がある。
だが、賛同はしないが、理解は少しできる。
もう1年ものあいだ続く有事は、この国が先進国でも裕福でもない事実を突きつけ、音楽やアニメの中で仮想敵とされてきた国家権力は、その実、ほんとうに国民の味方か疑わしい。不都合な真実を露呈させた。
ゆとり世代以降の若者たちは、オレたち昭和の残党と比べれば、物分かりが良く、大人しく、いい子というイメージがある。
一連の【コロナ禍的非常識行動】は、そんな若者たちのささやかな反抗ではないかと思う。
息子に教えてもらい遅ればせながら『うっせぇわ』という曲を聴いた。
若者が社会に対して抱く不満をふんだん詰め込んだ、言わば代弁が息子を含めた若者たちにささっているのだろう。
古今東西、若者とはバカモノであり、無責任は専売特許で、不平不満というエネルギーは無尽蔵だ。
こんな未曾有の時世なら、なおさらエネルギーは暴発するだろう。
物分かりが良く、大人しく、いい子な今時の若者は、どこかの国のように車に火をつけることもなく、店舗を襲撃せず、武装して国会を取り囲むこともやらず、【コロナ前の日常生活】を送ることで『Shut up Fucker!! 』と抗議しているのではないか。
若者と呼べる時期をとうに過ぎて、今もバカモノのままのおっさんの見解だ。
そして、そんなことが出来てしまう…真綿で首を締めるかの如く絶妙な加減のこのウイルスはつくづく厭らしく、本当にうんざりだ。
shinsuke
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