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Shinsuke

ごろごろ

喜びも悲しみも、見渡せば何処そこに転がっている。


時に、自分のそれと似ていると同調し、大抵はガラス越しに眺めているくらいが丁度いい。

時に、それの色や形が希少であると持て囃し、大抵は一過性のムーブメント。

時に、それに足を取られて躓き、大抵は無意識に跨いでいる。

時に、憂さ晴らしに手ごろなそれを弄び、大抵はお互い様だ。


喜びも悲しみも、見渡せば何処そこに転がっている。




shinsuke

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