最近、忙しい。
こんな綱渡りのような稼業で、それはとても喜ばしいことだ。
嬉しい悲鳴とはよく言ったもの。
日に日に積もる疲労が重く圧しかかり、只今ピーク。
深く息を吐けば、疲れも少しは吐き出せそうで、やたらと深呼吸。
まわりには溜息に見えているかもしれないが、そんなネガティブな要素は微塵もない。
とはいえ、肉体的に余裕がなくなると、やはり精神的にも切迫する。
まるで擦切りいっぱいのコップのようにギリギリ。
コップは締まりの悪い蛇口のしたに置かれ、ポタポタと滴る水滴。今にも表面張力を超えそうだ。
きっとこんな状態で感動的なドキュメンタリー番組なんかを観たら、泣いてしまう。
花の慶次を読んでも、然り。
shinsuke