梅雨入りから一週間。それでも晴れの日も多く、今のところ過ごしやすいお天気です。
先日は子ども会活動の一環として、地元 生の松原 で活動されている 『美の松露(ショウロ)」』さんの、松葉掻きのお手伝いに参加してきました。
『美の松露』さんは、元気な松林を取り戻し 100年先まで美しい 白砂青松(はくさせいしょう) を残したいと、松林の環境保全活動をされている団体です。
ん?元気な松林?白砂青松??
毎朝散歩する松林、キレイだし、大好きですよ?
松葉が長年降り積もった ふかふかの腐葉土に、ツタが伸び、多種多様な雑草が育まれていて。
夏には膝上ほどまでワサワサと茂る草花。その間を抜ける道は、まさに〝森〟のような雰囲気。
あ~森林浴~と いい気持ちで歩いていましたが~
「この状態は、云わばメタボ!!」
と、美の松露のみなさん。。
腐葉土に甘やかされて、にょきにょき早すぎるスピードで育った松は、少しの雪で倒木し、風に折れ、松くい虫への抵抗力もダウンしてしまっているのでした。
私はこの松林しか知りませんでしたが、かつてのココは、
近所の皆が お風呂の焚き付けや 炊事用燃料として、松葉や枝、松ぼっくりをゴッソリとありがたく利用し、
そのおかげで適正な養分でじっくり育つ、健康な松林だったそうです。
なるほど、それが白砂青松。
そして、当時の松林に たくさん生えていたという、松露(ショウロという、今となっては幻のキノコ)の復活を目指しての、地道な 松葉掻き をされていたのでした。
※ 松葉掻きとは、松の根に日光が当たるように松葉を取り除く作業です。
松露の採れる時期は春と秋だそうで、秋にはキノコ博士を招いての『きのこ観察会』があるそう。
今から楽しみです!(きのこ鍋も企画されてるそうですが、それはちょっとコワイ。汗)
今の松林に生えてるきのこ、子供たちが嬉しそうに発見してきました~
イボテングタケの傘が開いた方なんて、ハンバーガーのバンズそっくり!かわいい見た目ですが有毒です。
右のは枯れた松の枝に生えてたキノコ。ネットで色々調べてみましたが、よく判らない。。傘の裏側もちゃんと見ておくべきでした。
さてさて、これから毎月第2土曜日は、松葉掻きの日。
秋には、幻のキノコ発見!となりますように
kaco